ネコ社長とヒト社員

天使になったネコ社長と見習い・毛玉&黒玉の日々の暮らしと、ヒト社員の趣味のお話。

かもめ

観てきました!

『かもめ』@赤坂ACTシアター

アントン・チェーホフ 作
栗山民也 演出  沼野充義 翻訳

藤原竜也 鹿賀丈史 美波 小島聖 中嶋しゅう
藤木孝 藤田弓子 たかお鷹 勝部演之 麻実れい…他出演 


不愉快!
いや、違うなぁ?

気持ち悪い!
…んー…しっくりこないか…。

あ、別に役者さんのことじゃないからね!
念のため。

とにかく観終わって、厭な気分しか残らない!!

どんよ〜り薄暗いロシアの片田舎、
空気も天気も気分も重い。

なにより登場人物どいつもこいつも
どうにもムカつくんだよな!?

卑屈なパラサイト(藤原トレープレフ)に、
自意識過剰の色気〇い(麻実アルカージナ)に、
才能を鼻に掛けたタダのヒモ(鹿賀トリゴーリン)に、
世界中で自分が一番不幸だと思い上がっている母娘(藤田ポリーナ&小島マーシャ)に…。

とにかく、みんな気持ち悪い
何なんだ、何なんだアンタたちは?!
観ているだけで、イラッ怒とするわっ!!

特にウダウダと悩んでばかりのマザコン男と、
いつまで経っても「女」だ「女優」だと浮っついてる母親

このふたりがイタい!!

なーにが、

「母さんが知ったら、厭な気分になるだろうなぁ?」

だー?!

こちとら2時間も前から、ずーっと厭な気分だっつーの!

だいたいこのトレープレフという男。
女優志望の娘(美波ニーナ)に対する愛情も、
本物なんだかどーなんだか?
愛と芸術に悩み苦しんでいる、

自分に酔ってるだけじゃないの??

そもそも、この娘も「なんだかなぁ…。」なんだよねー。
命を懸けて想うほど、魅力的かい?

あぁぁ〜、誰にも感情移入できませんっ!!

翻訳劇には、
どうしてもニッポン人には汲取れない部分が出てきてしまう。
訳した時の言葉の微妙なニュアンスに始まり、
独自の文化とか民族間問題などなど…。

どう頑張っても判らない、理解できない溝がある。

そこを上手いこと伝えるのは、
訳者や演出家の腕次第ってところ?

ユーモラスなシーンも活かし切れてないし、
「ビミョー」「ムカつく」など時折出てくる現代語風な台詞も、
ギャグなんだか真面目なんだか?

それこそ、ビミョー。

だから本来は、
こんなにもイヤ〜なだけの話ではないのかも知れないな?

さすが藤原竜也
やはり上手い。
彼は「狂気」を演じると、抜群に上手いよね?!
第一幕のヤングウダウダくんと第二幕のアダルトウダウダくんとでは、
狂気の質が違う(と、私は思った。)けど、そこを巧みに演じ分けている。

流行作家は、もっと若い役者の方が良かったんじゃないかな?
芝居は大変良かった。
けどね?
いかんせん大女優が熱を上げる年下の男…には見えないんすけど〜。

そうそう。
大女優のキンキン声も、私はダメだったなぁ。

それからね…長いよ!?
第一幕100分―休憩20分―第二幕50分。
休憩入れないでブッ通しで演ってもらったほうが、
逆に集中力が切れなくてよかったかも?
―いや、キツイかな〜…?

役者はみんな良かったのに、
(そうだよねー?
イライラ感とはいえ、これだけ強烈な衝撃を与えられたのだから!!
やはり役者の演技が、素晴らしかったということだ。)
とんでもなく疲労感が残る芝居だったわ〜。

やっぱり私は、翻訳劇が苦手みたいだ。
かもめ…の続きを読む

テーマ:演劇 - ジャンル:学問・文化・芸術

芝居道楽 | コメント:2 | トラックバック:0 |
| HOME |