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2013.05.20 (Mon)

あかいくらやみ

頑張りました!(別に出たわけではないケド)

シアターコクーン・オンレパートリー2013+阿佐ヶ谷スパイダース
『あかいくらやみ~天狗党幻譚~@シアターコクーン

山田風太郎 原作
長塚圭史 作・演出・出演
小栗旬 小日向文也 白石加代子 原田夏希 小松和重
中山祐一朗 伊達暁 小野武彦…ほか出演


正解は、

「渋谷・鹿児島 おはら祭り」
でーしーたっ!
↑昨日の祭りの件。

全然、“瀬戸内”関係ねーのな
うろ覚えにも程があるってもんだ、てへ♪

そんなお祭りムード満載の渋谷ど真ん中で、
浮かれた喧騒とは真逆な作品を観る。

しかも2時間半立ちっパ

いやでもまぁ、あれだ。
確かに雰囲気だけ味わえば良いや…もとい;;;
雰囲気だけでも味わえて良かったなぁ、と思いました!

時は幕末。
過激な尊皇攘夷派・天狗党の辿る、過酷な運命。
時を経てその残党が繰り広げる、残虐な復讐劇。
そして再び時は流れて、第二次大戦直後の日本。
戦うことなくして復員した兵士が見るのは、
未だに続く“幻の行軍”であった…。


「異国の丘」が聞こえると条件反射的に歌っちゃうのは、
これはもう職業病なのかしらん??

それはさておき。

夢と現、過去・現在・未来。
自在に行き来する手法は、最近の長塚氏の特徴だろう。
今回の作品も、どこからが現実でどこからが幻なのか?
彼岸と此岸の境界も曖昧で、死者と生者は入り乱れる。

だからといって「幻想的」なわけでもない。

長塚氏が描くのは、すぐ隣にある異界だ。

危なっかしい大義名分を掲げ、自己を正当化し、
相容れない他者を容赦なく排除する。
過激な行動は自滅と復讐心を生み、復讐は脈々と連鎖する。

幕末期の騒乱は、今次対戦に重なる。
オマケになんだか今現在にも通じる、
厭な感じの空気じゃないか?

この作品で何より薄気味悪いのは、
天狗党と日本軍の裏に、現代が「透けて見える」ところだな。

『ワカドクロ』ではややイマイチな印象だった小栗旬氏は、

その印象を払拭する出来栄え!
役に立たぬまま生きて帰ってきてしまった兵士の苦悩、
その彼がまんまと怨念に取り込まれるさまを好演。

おー?!彼氏なかなか良いじゃないか

しかし途中で、

「あれ?藤原竜也かな??」

と錯覚;;;

芝居のタイプが似てる!?←お?俺だけか??

幻惑の源である金次郎演じる小日向氏の、
振れ幅の大きな芝居が見事であった。
彼の狂気が見せる幻が、周囲を巻き込んで拡大していく。

ドロリとした手触りの芝居だが、
最後に僅かながら光が見える。


それで救われるわけではないけれど、
少し軽くなるのは確かだ。

テーマ : 観劇 ジャンル : 学問・文化・芸術

16:20  |  芝居道楽  |  コメント(0)  |  編集  |  Top↑

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