2017年08月 / 07月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫09月

2014.04.04 (Fri)

ピトレスク

千秋楽観てきました!

SHOW-ism Ⅶ
『ピトレスク』@シアタークリエ

小林香 作・演出
クミコ 中川晃教 岡本知高 彩輝なお J Kim
風花舞 舘形比呂一 保坂千寿 美鳳あや 三井聡


これから彼らを待ち受ける運命が、
どれほど過酷なものだったとしても。

私は最後に鳴り響いた「ラ」の音を信じたい。
希望の灯である“イチジク”の成る部屋に、
厳かに力強く鳴り響くラ。

「ラ」は、音合わせの音。
オーヴォエが先陣を切り響かせるラに合わせ、
次々に楽器が声を上げ、ハァモニィを奏でる。

彼らもまた必ず、戻ってくるだろう。

ひとりまたひとりとこの部屋へ帰ってきて、

再び高らかに歌声を上げるのだ。


そう信じたい。

今次大戦、ナチス占領下のパリ。
時代も国も違うが、
いま現在の日本が透けて見える。

「いまこそ多数決!」

少数派は声を上げることもできない。
仮に口を開いたとしても、
反対意見は早いうちに潰される。

暗澹たる空気。
諦めと順応。

ピトレスクは一色に塗りつぶされ、
人々の口は閉ざされる。


全編とおして暗い色調の舞台。
照明そのものが、若干暗い;;;

そして、

「彼らの身に、良からぬことが起きる。
もう絶対!」


ある意味で“結果”が判っている話だけに、
観ているこちらの気も重い。


いや、「気が重い」というのは違うな。

緊張感と、その時代の持つ“重さ”に、
押し潰されそうになる。

久々にドキドキしながら観てしまった。
あ、晃教くん云々ではなく・ね

そんな暇、なかったんだって!

2度3度と繰り返し観たならば、

「んあー、晃教くんステキー

いつもの調子が出たかも知れないけど?

なにせたった1回
しかも千秋楽という特別な日しか観劇しないもんで。

余裕がなかったんスよ
すっかり物語に引っ張られてしまった;;;

妄想する一分の隙も与えられない、というか。
妄想などしている暇もなく、
作品の世界にどっぷり浸かってしまった。

そもそもいつも、妄想する必要がないんだけどね~

私の頭と心を打った衝撃が、
なかなかのものだったのですよ。

小林香さんが、私の感じている危機感を、
代弁してくれている気もして。

こういう作品に出会ったときは、
何を書いてよいのやら?

自分の受け取ったものを、
上手く言葉に―文章にできなくなる。

歌舞音曲は禁止されるか、プロパガンダに使われるか?
いや、そのどちらでもない。

「声を上げるため」に使うのだ。

この船に乗るあの人たちが、
「少数派」と嘲る人々の、
抵抗の手段として。

沈黙がいちばんの罪だ。

「そのとき」が来たら(もちろん来ない方が良いのだが)、
私は口を開くことができるだろうか。

イチジクの成る部屋に、集う勇気がある?

云いたいことが云えない世の中と云うのは、
不健全で生きづらい。


この作品がいまの日本―東京・日比谷のど真ん中で、
上演された意味を噛み締めつつ…。


あ。
ホントに一切「いつもの調子」が出てないや;;;

えー…と。
歌は云わずもがな

晃教さんがめっさ踊ってるのが、

テンション上がるポイントでーしーた


「ウチのコ、超→頑張ってる

と、思いました。←褒めてんの、それ?

テーマ : ミュージカル ジャンル : 学問・文化・芸術

21:02  |  “あ”のつくひと  |  コメント(0)  |  編集  |  Top↑

*Comment

コメントを投稿する

URL
COMMENT
PASS  編集・削除するのに必要
SECRET  管理者だけにコメントを表示  (非公開コメント投稿可能)
 

▲PageTop

 | BLOGTOP |