天使になったネコ社長&黒玉+下界に君臨する女帝・毛玉の日々の暮らしと、ヒト社員の趣味のお話。
プルートゥ
2015年01月11日 (日) | 編集 |
2015道楽初め!

『プルートゥ』@シアターコクーン

浦沢直樹×手塚治虫 原作
シディ・ラルビ・シェルカウイ 演出・振付
森山未來 永作博美 柄本 明 吉見一豊 松重 豊 寺脇康文
上月一臣 大植真太郎 原田みのる 池島 優 大宮大奨 渋谷亘宏  鈴木 竜 AYUMI


新年1月10日。
社員は当然、草○ホールにいたんでしょ?
・・・と思ったら、大間違いです。

私はそのころ(なのか?)、

コクーンの最前列で震えておりました。


これが震えずにおらりょうか!?

凄いものを観た・・・凄いものを観てしまった。

時に西暦2015年。

のっけから凄いものを観た、と。


役者の肉体映像装置持ち道具と・・・。

全てが混然一体となって、新たな世界を作り出す!

コマ割りされた舞台が目まぐるしく移り変わっていく。
これは演劇なのか映像作品なのか、
それとも現実に起こっていることなのか?

のめりこんで観ているうちに、
だんだんと区別がつかなくなっていく。


『TeZukA』の時にはあまりにも観念的で、
薄らぼんやりしていたものが、ハッキリと形を成して現れた。

これは全く初めて体験する世界!
ストォリィの面白さもさることながら。
圧倒的な吸引力を持つものは何だ?

言語の力?視覚効果の力?
いや。

役者そしてダンサァの、特に身体表現だ。

ずいぶんと「新しい」演劇という印象だったけれど、
最終的には技術でも映像でもなく、
役者の―というか、人間の“身体”が作り上げた作品だと思う。

何もかも人力で動かす演劇。
変な云い方なんだけど、いやもうそうとしか云いようがないの。

これは道具とかセットとかだけでなく、
物語そのものをも役者の力で動かしている。
映像やらなにやらは、おまけだ。

森山未來くんをはじめとしたダンサァの、

音も立てないほど激しく緩やかな動きが素晴らしい!

革新的な表現の中に、古典的な様式美がみえるのも良かった。

「この動きはこういう意味って“お約束”ですよ。」

能や狂言にあるような、決まったカタチであるかのような?
無駄なく美しい動きだ。

和楽器の音色、リズムに乗っているから、
余計にそう感じるのだろうか?

みどころ満載のエンタテインメント、なのだが・・・。

瓦礫の山が広がり、かつてのヒトガタの残骸が散らばる。
色彩は失われ、あらゆる境界は曖昧になる。


過去の記憶であって、未来の予言。

SFとは思えない妙にリアルな手触りが、
私にはとても恐ろしかった。

ドキドキというより、茫然として。

これは是非、みなさんに観てほしいなぁ!

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