2017年07月 / 06月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫08月

2015.08.27 (Thu)

ポツネン氏の奇妙で平凡な日々

4回連続雨降りって・・・。

小林賢太郎ソロパフォーマンス
『ポツネン氏の奇妙で平凡な日々』@シアターコクーン

小林賢太郎 脚本・演出・出演


「友だちと話合わねぇんだろうなぁ?」

その言葉、そっくりそのままお返しいたしやす!

大丈夫。
あなたのファンは、

「友だちと話が合わない俺、カッコイイ!」

とか思っちゃう類だと思うから(推測)。
かくいう私も含めて・ね?

コント集というよりも、一篇の物語のようだったこの公演。
ポツネン氏(小林)にとっては平凡な、
私たちにとってはそれはそれは奇妙な日々のお話。

賢太郎さんの描く風景(イラスト)は、ノスタルジックでどこか妖しい
子どもの頃に白昼夢で見たような、
懐かしくてドキドキしてちょっぴり怖い風景が広がる。

完全におかしな世界なんだけれど、どこかで見たような気もする。

映像を駆使した舞台装置(板6枚)だが、

映し出される映像がどれも手描き
手描きのイラストを撮影して、動画を拵えているのだ。
デジタルなんだかアナログなんだか
そこに生じる微妙なズレと、手作り感が良いのだ。
プロジェクションマッピング丸出しってのは、無機質でどうしても苦手だ。

一見厭世的なポツネン氏も、実はとても人間臭い。
どうしてここまで人間嫌い、を装うんだろう・・・というね

今回はそんなポツネン氏に、お友だち(ペット?)ができますが・・・。

キュウコン!?
可愛いヤツなんですよ、これがまた。

「ペットは可愛い。
ペットから云わせると、飼い主もなかなか可愛い。」


まさにそのとおりだったのでしょう?
閉じ込められたポツネン氏を、助けてくれたもんねキュウコン。

だからこそ、だからこそ!

戻ってきてあげてよ、キュウコン!
ポツネン氏のとこに、帰ってきてよ!

あんなに難しいシルエットクイズに答えられるくらい、
以心伝心だったじゃないか!?←そこ?

形は(極端に)違えど、戻ってきてくれてホッとした。

美しく、それでもどこか切ない。

あんなに見事な星空を、

舞台上で観たのは初めてだよ!


台詞を極力抑えたパフォーマンス。
バカバカしくも真剣に、細部まで作りこまれている。

ちょっと見るとクール&スタイリッシュに見えますが、

おじさんがかーなーり頑張ってるんですよー!
なにもそんなに頑張らずとも;;;

汗かいて動いて身体をフルに使ってこそ、
面白い作品が生み出せるのだなぁ。

自分が「面白い!」と思ったことは全部詰め込むっていうのも、
勇気が必要だけど重要なことかも知れない。


お馴染み「手の奴」も最早、手の奴じゃなく実写化!?
私は黒子の頑張りを褒めたい。

黒子といえば「カメラ」の話ね

コミュニケェション不全の極地!
こういうのって、笑いの原点だと思う・・・しかし。

賢太郎さん、意地悪すぎやしませんか
結局謝ってたケド。

大笑いするようなコントじゃないし、
地味で全体的にグレー(本人談)ですが。

じわじわ心に沁みてくる、

不思議で美しくて感動しちゃうお話。


カーテンコールで、

「僕を見つけてくれて、ありがとうございます!」

そんなことを云っちゃう賢太郎さんの、
ソフトに病んでる感じもステキでした

テーマ : 演劇 ジャンル : 学問・文化・芸術

22:17  |  芝居道楽  |  コメント(0)  |  編集  |  Top↑

*Comment

コメントを投稿する

URL
COMMENT
PASS  編集・削除するのに必要
SECRET  管理者だけにコメントを表示  (非公開コメント投稿可能)
 

▲PageTop

 | BLOGTOP |