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2015.10.17 (Sat)

ONE PIECE

元祖2.5次元だと思うの。

スーパー歌舞伎Ⅱ
『ワンピース』@新橋演舞場
定式幕の常識
横内謙介 脚本・演出
市川猿之助 市川右近 坂東巳之助 中村隼人 市川春猿
市川弘太郎 市川寿猿 坂東竹三郎 市川笑三郎
市川猿弥 市川笑也 市川男女蔵 市川門之助
福士誠治 嘉島典俊 浅野和之・・・ほか出演
縁起もんですから;;;
作・演出は横内謙介氏かー、善人会議だー。
世代的に間に合わなかったので実際の舞台は観てないが、
『夜曲』の戯曲は面白かったなー。
マッチ3本まとめて、シュッ!―ってとこくらいしか覚えてないケド。←ダメ人間
衣裳は竹田団吾氏か!?
どおりでイカシてるはずだ!

上演決定からこのかた、ずーっと気にはなっていた。
しかし“ネタモノ”に大枚はたくのはな~、と躊躇ってた隙にお手頃な席は完売!
ガッカリしていたところ某チケットサイトで、1等席を4割引き(!)で購入しましてな。
末席でも文句なしだと思っていたら、

まさかの2階席最前列ど真ん中で魂消た
周囲に座ってらした本気のワンピファンの方々に申し訳ない;;;
ちょっと齧った程度の社員何ぞが、こんな良席に座っちゃって!?

もう原作ファンの方々の、熱気がハンパなかったんスよ~

そして“ネタモノ”とか失礼なこと云っちゃって、本当にスミマセン!!

歌舞伎の良いところ原作の良いところをぱっつんぱっつんに詰め込んだ、

想像以上の上出来だったのであります!
ド派手な演出、迫力の立ち回り、カッコイイ見栄。
見どころ盛りだくさんじゃよ☆

こうして思いがけぬ拾い物をすることがあるから、
芝居道楽はやめられないのよね~;;;


第一幕から三幕まで、休憩(30分+25分)を挟んで実に4時間半!
そんなに詳しくなくても―たぶん原作全く知らなくても!?
飽きることなくお腹いっぱい楽しめるよ

何はともあれ。

サンジ(隼人)とエース(福士)が超→ステキ

サンジとエースが超→ステキなのです!
大事なことなので2回云いましたよ。

社員はワンピースのキャラの中では、サンジが好きなんですが。

まぁ中村隼人演じるサンジの、超絶ステキなことときたら!?

前方のお席の腐女子婦女子は、きっと殺されたよ。
目で殺された・・・たぶん。

だってよー、2階席だってぐはぁってなったぜ、ステキ眉毛に!

再現率高ぇ;;;

煙草じゃなくて煙管くわえてるところもツボです。
二役で演じたイナズマも大層男前でしたので、

もうこれは隼人さん=ステキってことで宜しいか?←誰に対する問なの?

麦わらの一味が名乗りを上げる場面なんか、
歌舞伎らしい演出ですなー♪

個人的には、
ウソップ(井之上チャル)の腹話術でお届けしていたチョッパー(ヌイグルミ!)が、
人型(石橋直也)に変化して登場した瞬間の、

「おぉぉぉー!?」

客席の反応にニコニコになってしまった。

普段お芝居を観たことがない方が多かったのか、
とても素直に驚いていらっしゃいました

道楽者としては、こういうのが嬉しいなぁ。
この作品をきっかけに、歌舞伎って面白い!芝居って面白い!
そう思ってくれて、裾野が広がってくれると良いなぁ・・・と。


脱線したので本道に。

エースを演じる福士誠治氏が、恰好良い!
エースっぽいかどうかについては私では判然としないが、

ルックスばっちりなのであります
『狂人なおもて往生をとぐ』の時にも思ったのですが、
良く通る良い声をしているんだ彼氏。
芝居も上手いしな~。

立ち姿からして素敵なんだよね☆

しかも火拳も操るぜ、本火だ・ぜ!?

かーっこいー!かーっこいー!
どうするよ?←どうもせんでも。

しかし・・・。
この超絶ステキさん2人をもってしても、敵わない役者が1人。
再現率120%の、そう・・・。

ボン・クレー(巳之助)だっ!!

魂消た。
ボン・クレーのクオリティの高さと、巳之助さんの役者魂に魂消たよ

すげぇ、ボンちゃん本物じゃないのよーぅ!?
しかもさっきまでゾロを渋く演じてた人がボン・クレーって、
振れ幅広すぎやしませんか!?

見事演じきった巳之助さんに大きな拍手を!
お父上も喜んでいらっしゃるでしょう。
社員はまんまとツボって、爆笑してしまいましたが

このお三方を観ただけで、もう充分に元を取った気がする;;;

それに加えて、浅野和之氏

へいへーい、またしても飛び道具じゃーん!?

イワンコフ
括目のゲイ達者っぷりに、ある意味感涙であります!
ってかニューカマーランドの『ラカージュ・オ・フォール』っぷりが

スーパー歌舞伎、なんでもアリアリかいっ!?

ここから怒涛の展開を見せる第二幕。
何といっても最大の見せ場は、

本水を大量に使った大滝での大立ち回り!

やってくれます、

イナズマ隼人&ボン・クレー巳之助がっ

やー、心躍りますなー!?
ばっっしゃんばっしゃん水飛沫を撒き散らしながらの、
若手二人の力強く活き活きとした立ち回り。

なんと恰好良いことか!
凄いド迫力に、客席全体が湧いていたもの。
この量の本水って、なかなかないんじゃないかなぁ?

もうひとつ驚いた場面が、第三幕
青雉クザン(市瀬秀和)ヒエヒエの実の能力を使った、
なんか吹雪っぽい技←すまん、あんま良く知らない;;;

油断してたので、素朴にびっくりしたじゃんよー。

突然の宙乗り且つ、劇場一面の猛吹雪!
ちょっとヘイハチさん(@『SAMURAI7』)やるじゃん

ルフィ・ハンコック・シャンクスの3役を演じた、肝心の猿之助さん
いやはや、やっぱり凄いよ。

アンタ、頭おかしい傾いてるや

だって手伸びるんだぜ、ゴム人間ときたら!
マヂ、伝統芸能のアナログ技術舐めんなよー

ルフィとハンコックの2役なんて、

電光石火の早替えですよ!?

このふたりを1人2役でやると聞いたときは、

「ありえねぇよ!
いくらなんでも無理だろ。」


そう思ったけど・・・できてた!
やー凄い、歌舞伎役者ってハイスペック過ぎ;;;

第二幕最終場は、スーパー歌舞伎の代名詞(?)宙乗りで〆る。

しかも舞台下手から客席を突っ切り、

3階席中央へ移動
する「斜め宙乗り」!!

わわわわわ・・・なにーもうーSF-!?

クジラとともに猿之助ルフィが、あなたの目の前に!

2階最前列ど真ん中に座っていた社員の、
手の届きそうなところまでルフィが!


テンションMAXです、手振っちゃったもの(爆)
ちょっと、なにこれ?
めっさ楽しいんですけどっ!?

そして猿之助さんキラッキラでしたわ。

超絶楽しそうだった
・・・自分がいちばん楽しそうだった(こらっ)

傾いてる、傾いてる。

歌舞伎ってのはもともと古典芸能じゃなくて、
時事ネタとか流行りものをいち早く取り入れた、

最新のエンタテインメントだったはず。
結構トンデモな話もあるし、庶民がもっと気楽に楽しんでいたのでしょう。

だから今回の試みは、“原点”に帰っただけなんじゃなかろうか?

染五郎さんの『阿弖流為』と、猿之助さんの『ワンピース』
アプロォチは違えど、どちらも新しい時代の意欲作ではないかしらん?

同じような時期に、両作とも観られて良かった!

テーマ : 歌舞伎 ジャンル : 学問・文化・芸術

22:51  |  芝居道楽  |  コメント(0)  |  編集  |  Top↑

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