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2016.04.20 (Wed)

アルカディア

立ち見ってきました!

『アルカディア』@シアターコクーン

トム・ストッパード 作
小田島恒志 翻訳  栗山民也 演出
堤真一 寺島しのぶ 井上芳雄 浦井健治 安西慎太郎 趣里
初音映莉子 山中崇 迫田孝也 塚本幸男 春海四方 神野三鈴


途中休憩15分を挟むが、いかんせん3時間かぁ・・・
立ち見はキツいかなと思いましたが、それは杞憂に終わりました。

ちょっと不思議で美しい物語は、
疲れることなく堪能できました


ひとつの屋敷を舞台に、過去と現在を行き来しつつ、
物語が紡がれる。

200年前の天才少女(趣里)のいたずら心が、
現代の天才(浦井)を翻弄する。

紙と鉛筆しか持たなかった彼女が、
電算機をも凌駕する発見をしたことを、彼は認めたくない。

また違う次元での“大発見”をしたい研究者たち(堤・寺島)も、
まんまと過去の人間たちに振り回される。

起きてしまったことは、元には戻せない。

燃え上がるような熱も、いつしか冷めて室温に同化する。

拡大した世界は収縮し、いつかは終わりを迎える。


過去を生きた人々も、現在を生きる我々も、
等しく辿り着いた「真理」だ。

しかし・・・。
世界の終わりは、世界の始まりに似ている。
混沌の中から、また新たな世界が立ち上がる。

すべては変わり続ける。
だが、“無”になるわけではない。
次から次へと手渡され、死んでまた生まれ変わる。

屋敷の中心にどんと置かれた立派なテェブルが、
その象徴だ。
とても効果的に使われていて、まるでこのテェブルが主役みたい

全編とおして哲学的な内容だけれど、ユーモアもたっぷりで美しい。

女にだらしなくて卑屈なセプティマス(井上)トマシナ(趣里)を拒んだのは、
彼なりの誠意だったのだと思う。
この一線は越えない、越えられない・・・という。

2人がワルツを踊るシーンの、なんと美しいことか!

全然関係ないけど、堤真一氏役名ナイチンゲール!
違和感バリバリ・・・いや名前だから仕方ないが
語感から受ける印象ってね、うん;;;

テーマ : 演劇 ジャンル : 学問・文化・芸術

20:55  |  芝居道楽  |  コメント(0)  |  編集  |  Top↑

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