FC2ブログ
2020年08月 / 07月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫09月

2018.01.28 (Sun)

黒蜥蜴

原作もぜひ読んで!

『黒蜥蜴』@日生劇場

江戸川乱歩 原作・原案  三島由紀夫 劇作・脚本
デヴィッド・ルヴォー 演出
中谷美紀 井上芳雄 相楽樹 朝海ひかる たかお鷹 成河・・・ほか出演


『黒蜥蜴』といえば美輪明宏版が有名です。
美輪明宏=黒蜥蜴と云っても過言ではありますまい(当社比)
社員も結構前になりますが、観ております。

そのインパクトが強すぎてですな、
今作・・・。
どんな感じに仕上がるのかと、期待半分心配半分でおりました。

結果。

中谷美紀ショウであった

ステキでしたわ~、中谷黒蜥蜴
期待以上の完成度((((;゚Д゚)))))))

どこか倦んだような美しさ、妖しさ、危うさ。
ひんやりと冷たい佇まい。

まず見た目がバッチリじゃあないか!?

そしてあの台詞回し

三島節と云いますか、
流麗な言葉の中にキラリと光るべらんめえ口調!?

このバランスが良いのですよ。

そんな台詞を自分のリズムで語る、
中谷嬢の語り口がまた絶妙な力加減で(´∀`*)
何とも云えない、独特の味があるのですよ。

ツボる。

良いですねぇ、乱歩先生の文章そのものみたいだ。
そこはかとなくオモシロで、
大層なことを云ってるフリして何のこっちゃ判らん感じ。

そもそもこの『黒蜥蜴』、結構なトンデモ本だからね?

は?何やってんの??
んなワケねーだろ!?
気づけよ!
バカなの!?


・・・というツッコミどころ満載ってか、

もはやツッコミどころしかない展開の連続。

斜め上のトリックから変装から人間椅子まで、
乱歩ワァルド全開の娯楽作品で、
大好きなんですよ~←社員は乱歩先生のファン

今回の舞台版も、実に良い塩梅でした。

え?ここ笑うとこなの?
この展開、ギャグかよ!?


・・・ってゆーね。
全体とおして観ると、美しく耽美な作品なのに。

突然ブッ込まれるオモシロ展開;;;

強いて云うと。
これだけ濃厚で濃密な世界なのだから、
もっと小ぢんまりした劇場の方が向いていたんじゃないかと?
日生劇場は広すぎたかなぁ?

それから明智小五郎を演じる、芳雄こと井上芳雄氏
ちょっと優等生過ぎるんだよねぇ

明智先生はもっとこう、

どうかしてる・ぜ!?な感じじゃないとなー。

パリッとした男前というよりも、
紙一重?狂気を秘めた?薄氷を踏む?
とにかく何某かキメてる風の、
クレイジィさがなきゃ!!(個人の感想です)

芳雄持ち前の“プリンス感”が仇になっちゃったかなぁ?

個人的には船上の場面。
曰くあるソファに語りかける黒蜥蜴の後方、

薄膜の向こう側で悶える(!?)明智先生がツボ(´∀`σ)σ
芳雄がああいう芝居をしているのを観ることがあまりないので、
なかなか新鮮でしたわ。

あのシィンはともすればギャグになりそうだけど、
ギリギリのラインで大層官能的に描けておりました。

あ。
いまさら云うのもなんですが、
親しみを込めてあえての呼び捨てです芳雄。
いつもスミマセン;;;

成河くんの潤ちゃんも、どっか狂ってて良かったなぁ!
滅法別嬪の家政婦だなぁ・・・と思ったら朝海ひかる嬢だったのか!←気づかなかった;;;
へべれけお父さんの演技が150点だと思う、たかお氏

なんだかんだで、もう1回くらい観たいかも!?

テーマ : 演劇 ジャンル : 学問・文化・芸術

22:39  |  芝居道楽  |  コメント(0)  |  編集  |  Top↑

*Comment

コメントを投稿する

URL
COMMENT
PASS  編集・削除するのに必要
SECRET  管理者だけにコメントを表示  (非公開コメント投稿可能)
 

▲PageTop

 | BLOGTOP |