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2018.05.05 (Sat)

1984

似て非なるものです。

『1984』@新国立劇場小劇場

ジョージ・オーウェル 原案・原作
ロバート・アイク / ダンカン・マクミラン  脚本
平川大作 翻訳  小川絵梨子 演出
井上芳雄 ともさかりえ 森下能幸 宮地雅子 山口翔悟 神農直隆
武子太郎 曽我部洋士 青沼くるみ 下澤実礼 本多明鈴日


ヴォリュウムあるあの原作を、いったいどうやって戯曲にすんの?
しかも2時間ちょっとにまとめるって、至難の業じゃね?

あー、そういうやり方ねー!?
納得の『1984』舞台版

『1789』かーらーの『1984』ですよ
フランスで革命が起きて自由・平等・平和を勝ち取ったってのに、
200年後このザマですって。
人間って愚かな生き物ですな、
同じことの繰り返しで何も学んじゃいねいってよ!?

体制に、また大勢に反抗するよりも、
流されて同じ方を向いてる方が楽だもんね。
みんなで同じことをして、云われたことを粛々とこなして、
上からの指示を待ってそれに従って生きた方が安心だもの。
多少の不自由は仕方がないと諦めて、
全体の中のひとりとして安全に生き延びたいじゃん。

・・・って、みんな思ってんでしょ?

この作品の中で描かれている世界は、
本当にすぐそこまで来ている。


ジョージ・オーウェル、先見の明があるなぁ!
時代を先取りしておった、ということだ。

“上層部”による国民の監視・管理は、技術的にもう充分可能だし。
いや実は、我々が気がついていないだけで、
もうすでに行われている可能性だってある。

たかがフィクションじゃないかと笑っていられない、
嘘寒さが充満している。

原作『1984』の世界が劇中劇として、
境界線が曖昧な入れ子構造で描かれている。
大筋というか、重要なエピソォドだけをぎゅっと凝縮。
そのおかげで判り易くなっていると同時に、
よりどんよりと厭~なテイストに仕上がっている。

昨年くらいから話題になって書店で平積みされていたので、
社員は原作を読んでから舞台を観たのだが。
これ、原作読んでない人はちょっと判り辛いかも?

これまた境界が曖昧なセット映像の使い方も秀逸

もっとショッキングな展開かと思いきや、
マイルドな仕上がりで・・・やや肩透かしだったかも

それでも充分厭な話だったケドね;;;

テーマ : 演劇 ジャンル : 学問・文化・芸術

14:51  |  芝居道楽  |  コメント(0)  |  編集  |  Top↑

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