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2020.01.22 (Wed)

フランケンシュタイン(3回目の3)

追記しました!

『フランケンシュタイン』@日生劇場

中川晃教asビクター/ジャック  加藤和樹asアンリ/怪物


先ずこれだけは云わせて。

国宝級に歌が上手い中川晃教と、

べらぼうにイイ顔イイ身体の加藤和樹

このカップリングは暴力!

もう暴力的ですらある、目にも耳にも強すぎて!!

そりゃあグッタリするわけだ。
3時間強、横っ面を叩かれ続けてるわけだからな(納得)

ありがとうございます!
右の頬を打たれたら、左も差し出します!←何云ってんだ?一旦落ち着け。

第一幕に比べ第二幕の感想がボンヤリしちゃうのは、

あれだ、不幸の連鎖に疲れちゃうからだと思ふ;;;

辛く苦しく切なく哀しく美しい地獄の沼に、
どっぷり首まで浸かってサ。


体力と精神力の限界!

ホントはここからが見どころなのに!
第一幕ラストから、怒涛のクライマックスの連続だから・ねΣ(´Д`lll)

蘇った怪物(加藤和樹)を受け入れることができず、
自らの手で葬り去ろうとするビクター(中川晃教)

「僕の夢・・・信じてた・・・。」

自分の力を?
それともアンリのことを?

神に取って代わろうとしていたならば、
それはとんでもない過信であり奢りだ。
変わり果てた姿で蘇ったアンリを責めるのは、
あまりにも傲慢でエゴイスティックだ。

アンリ、が、欲しかったんだものね。
ビクターは。

第一幕最後のビクターのひと節、

「アンリーーーーーッ!!」

の後に、

「ぅあああああああーーーッ!!」

叫びを上げる。

あそこの晃教さん、実に良かった

このひと節は中川晃教節で歌い上げた・・・ように見せかけて、
きっちりビクターの心の叫びであった。

この数秒だけでビクターの心情がびしばし伝わってきて、
しんど過ぎて魂が抜けました。

胸を締め付ける慟哭のような、嗚咽のような声。
その余韻を残したまま静かに幕が下り、
何とも云えない不穏な空気に包まれて20分間の休憩です。

東宝様も粋な計らいをしたものよ!
リビングデッドのまま化粧室の列に並びましたとも_(:□ 」∠)_

第二幕華々しい婚礼のシィンから。

・・・なんだけど。

ジュリア(音月桂)は、本当にビクターのこと好きなの?
子どもの頃に淡い恋心を抱いていたのは、
そりゃあ確かなんだろうけどサ?
離れていた時間の方が長いし、
手紙を書いたところで、ビクターが返事をくれたとも思えないし。

いや、アイツのことだから、
当たり障りのない近況報告くらいは寄越したかも?←誰目線!?

なんかいまひとつハッキリしないんだよなぁ?

子どもの頃の約束、それだけが根拠みたいで。
恋に恋しちゃった感じ、なのかしらん?

アンリがビクターを好きになった、
その理由は明確なのにね。

いずれにしても。

晃教さんの左手薬指に指輪が光っていて、
最高にドキドキするのは間違いありません。


エンゲェジリングな晃教さん、萌える

こんな小さなアイテムなのに結構目立つし、
あらビクターって意外と律儀ねと素朴に思う。

3年の時を経て、再び姿を現す怪物―。

「お前、喋れるのか?」

相変わらずご挨拶だな、おいビクター!?

初演時の嬉しそうなニュアンスから、
困惑に変わってはいたけれども。

おまえマヂで、他に云うことあんだろ

某ドラマみたいに、

「おかえり。」

だったら、

「・・・ただいま!」

ハッピィエンドだっただろうが!だろうがよ!!(暴走)

怪物の回想シィン観るも涙、語るも涙

何じゃこの怒涛の展開は、韓流ドラマか!?←そのものズバリだ。

忘れてたー!

エヴァ姐さん(露崎春女)の名言をっ。

「こいつは怪物なんかじゃないわ。

こいつは―カネよ¥カネ!!」


頂きましたー(。>ω<。)ノ

露崎嬢のエヴァ、超→楽しそうでなにより♪

彼女はこっちサイドの方が、活き活きしてたねー!
ドスの効いたハスキィヴォイスで、
歌いっぷりもカッコイイ!


ミュウジカル初出演でサ、はまめぐさんの後任だなんて、
私だったら裸足で逃げ出すけどね;;;

相当プレッシャアもあったでしょうが、
充分に役を全うしているよ
回を重ねるごとに、板についてきて吃驚だ。

大山倍達先生もかくや!?

加藤和樹氏小西遼生氏も、
「熊を殺した男」に説得力を持たせて余りあるエエ身体ですが。

熊を瞬殺できそうなのは、コニタン怪物

上手いこと手なずけそうなのは、和樹マン怪物

小西くんは目が死んでる(褒めてます)上に、
目を見張る身体のキレとスピィドにビビる((((;゚Д゚)))))))

マヂで立ち回りが超→恰好良いのだ
グリズリィ級を、クゥルに一発で仕留めることでしょう。

和樹マンは組み合ってるうちに、

熊と心が通じて打ち解けそうです(´・ω・)
クマ、トモダチ

カトリーヌ(音月)が云う。

「ひとがいない北極だったら、
誰にも束縛されず自由に暮らせる。」


―と。

「北極・・・。」

この日(1/19)の和樹マン怪物は、
ここで一瞬正気に(アンリに)戻った

私にはそう聞こえた。

「ホッキョク」でも「ほっきょく」でもなく、
確信を持って「北極」と呟いた。

フッとひとときだけ、
この単語に反応したように。

なにー、この細かい感情表現!?

和樹マン天才か((((;゚Д゚)))))))

和樹マン怪物は、アンリの記憶が奥底に封じ込められているみたい。
時折フラッシュバックして、誰の記憶なのか判らず混乱し苦悩する。

コニタン怪物の、ずーっとアンリもキツいけど、

ふとした瞬間にどんっと揺り戻しがあるのも辛いなぁ。

“怪物”本人には、自分の内にいるそれが誰なのか、
判らないんだもの・・・。

晃教ジャック大人しかったねー
小物of小物ではあったが;;;

あ~、まだラストまで行きつかないや

ずーっと飛んで一気にラストの話。

北極で対面する怪物ビクター

自分の創造主であるビクターに復讐するために、
ひとりまたひとりと彼の大事なひとを奪ってきた怪物。
じわじわと真綿で首を絞めるように、
自分が味わってきたのと同じ孤独を味わわせて。

そうしてようやく迎えた、ふたりきりで向き合う時間だ。

このシィンは台詞がないのが素晴らしくステキである。

台詞で語ってしまったら簡単にお仕舞い。
敢えてほぼ無言でとおして余白を残したところに、
私は拍手を贈りたい!


怪物が最期に(アンリに戻って?)ビクターに語りかける台詞と、
ビクターが再び神に宣戦布告する歌。


これだけ。

あとはお互いに魂をもぶつけ合う勢いで格闘する、
ふたりを淡々と追うだけ。

そのおかげで、劇中で最も濃厚なシィンになっているもの!

ここの立ち回り冷や冷やするんだよねー

晃教さんは派手な動きはないんだけど、
和樹マンの放つ手を受けるので。

それに高低差凄い(いろんな意味で)から、

飛び降りる際は充分に気をつけて!


怪物が崖の上から不意打ちで、
ビクターの背後に飛び降りてくる場面など・・・。

あーぶーねーと思わず手に汗握ったものだよ。
角度的にそう見えただけかも知れないケド、
この日はギッリギリだったんだもの!
ビクターの身体をかすめるくらいの位置に、着地すんじゃん怪物((((;゚Д゚)))))))
着地点を誤って和樹マンの巨体(といほどでもない)が、
小さい晃教さんを直撃したら・・・。
晃教さん、リアルぴょん吉になるよー!?←えー!?

どちらかというと晃教さんの方が身体能力が高そうなので、
ひらりと身をかわして事なきを得るでしょうから、
和樹マンは自力でなんとかしてください←いろいろヒドイ。

闘技場のシィンといいここといい、
結構派手で難しい殺陣が多い。

冗談抜きに、怪我なく最後まで駆け抜けられますよう

音もない、言葉もない、ふたりのほかに誰もいない。
凍えた世界でふたりは、何を思うのか?

きっと幸福だったのだろう。

少なくとも怪物=アンリは。

「俺は北極に行く・・・待っている。」

「待っている」が怪物の、アンリの、心情をすべて物語っている。
たったのひとことなのに!

3年もの間、たったひとりで孤独に耐えて、
過酷な運命を歩んできた。
ずっと待っていた、ビクターが自分と向き合ってくれるのを。
自分だけを見つめてくれることを!

そして、来た。
ビクターはようやく来てくれた。
自分を追って、地の果てまで。
俺の命を、その手で終わらせるために・・・。

アンリにとっては幸せな最期だ、きっと。

ビクターは?

愛するひとを2度まで失ってしまった。
しかも2度目は自分自身の手で、命を奪って。

怪物/アンリの亡骸を抱き、ビクターは高らかに宣言する。

「俺は フランケンシュタイン!」

再び神に背くのだ。


さて。
次回観劇は終末―じゃなくて週末日曜。
更に進化しているかしらん?
またしても良いお席なので、果たして冷静に観られるか;;;

テーマ : ミュージカル ジャンル : 学問・文化・芸術

21:49  |  “あ”のつくひと  |  コメント(0)  |  編集  |  Top↑

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